当社は、2023年2月15日に「中期経営計画(2023年11月期~2025年11月期)」を策定、発表いたしました。
中期経営計画(2022年11月期~2025年11月期)は、デジタルブックでもご覧いただけます。
スローガン
Pro’s TeQ のスローガンを基に高品質なサービスを武器に、
20年先まで戦える一流の知的アスリート集団を目指し更に発展してまいります。
MITホールディングスグループの目指す姿
高度な技術力で社会に貢献する
TECH企業を目指します。
2030年に向けた目標
システムインテグレーションサービスを安定的な経営基盤として、
DXソリューションサービスの戦略的な拡大成長を追い風に、
2030年までに売上高100億円、営業利益率10%を目指します。
2030年11月期までに達成する数値目標
中期経営計画
(2022年11月期~2025年11月期)
数値目標
2025年11月期の財務指標
中期経営計画の最終年度となる2025年11月期に、売上高60億円、営業利益3億円、ROE15%以上を目指します。
FY2022(実績) | FY2025(計画) | ||
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売上高 |
43億円 | 60億円 | |
システムインテグレーション サービス |
38億円 | 48億円 | |
DXソリューション サービス |
5億円 |
12億円 | |
営業利益 | 1.2億円 | 3億円 | |
営業利益率 | 2.8% | 5% | |
ROE | 8.3 % | 15%以上 |
2025年に向けた連結売上高の年平均成長率(CAGR) | 11.3% |
基本戦略
当社グループは、独立系のシステムインテグレーターとして、30年以上の実績を積み重ねてまいりました。
システムインテグレーションサービスにおいては、大手メーカー、大手システムインテグレーターから社会インフラ系基幹システム開発及び、ネットワーク基盤構築の受注を柱にしております。特に、公共(中央省庁、自治体)、通信(携帯キャリア)、金融(銀行、クレジット、保険)、エネルギー(電力、ガス)、運輸・物流の分野における開発実績とノウハウの蓄積を強みに、顧客との長期的な継続取引により安定した受注を確保しており、今後も安定的な成長を見込むことが可能です。また、大手システムインテグレーターでは対応できない多くの中小規模事業者に向けて、生産性向上につながるシステム化コンサルティングサービスを提供し、事業拡大を目指して参ります。
DXソリューションサービスにおいては、デジタルマーケティング、図面DXソリューションにおける保守料、サービス利用料収入により、高い利益率と安定したストックビジネスを確立させつつ、新たな製品の研究開発、新サービス提供に繋げていくことが可能です。また、ワークスタイルの変化と共に、クラウドサービスの利用拡大、ペーパーレス化、デジタルカタログ・電子ブックの配信、図面電子化などの流れが加速し、DXソリューションサービスの需要拡大を見込んでおります。
売上基本戦略
- 堅調な受注が見込まれる「公共」「金融」「エネルギー」分野のニーズを背景に、システムインテグレーションサービスの安定的な成長が経営基盤。
システムインテグレーションサービス年平均成長率(CAGR) | 7.0% |
- DX市場の拡大を追い風に、デジタルマーケティング、図面DXソリューションの戦略的な拡大成長を計画。
DXソリューションサービス年平均成長率(CAGR) | 27.5% |
- 2025年にDXソリューションサービスの売上比率を全体の20%に引き上げ、2030年までに全体の30%以上を目指す
利益基本戦略
自社製品である「Wisebook」「DynaCAD」の高利益率ビジネスへの選択と集中を強化し、DXソリューション売上比率を20%に拡大させることで、全体の利益率を押し上げます。
2025年11月期に粗利率27%、営業利益率5%を目指します。
- DXソリューションサービスの売上拡大で利益率アップ
特に自社製品ソリューション「Wisebook」「DynaCAD」などの高利益率製品の売上高拡大により、全体利益率を押し上げ、2025年に営業利益率5%を計画。
システムインテグレーションサービスの成長戦略
持続的な成長のために、優秀な人材の確保と育成に取り組み、2025年に500名体制へ!
人材の確保と育成
①人員計画
システムインテグレーションサービスの従業員数 500名体制に向けた取り組み
- 採用募集及び従業員教育に関する予算を大幅拡大します。
- 新卒採用を主軸とし、大学卒、専門卒、高校卒と横断的に実施します。
- 海外人材の採用を積極的に実施します。
キャリア採用の取り組み
- エンジニアとして多様な働き方ができる環境づくりを推進し、埋もれている優秀な人材を発掘します。
- 他業種からの人材の受入れを積極的に実施します。
高度技術者の育成の取り組み
- 技術習得を目的としたプロジェクトを立上げ、育成します。
- 資格取得支援制度を拡充し、奨励金支給、受験費用のサポートを実施します。
- エンジニアスキルの底上げとエンジニアの市場価値向上により、高単価・高収益のプロジェクトへのシフトを実施します。
顧客業種別売上成長計画
当社グループが担うシステム開発、サーバ・ネットワーク構築、システム運用の顧客業種は多様に広がっており、あらゆる産業において、企業の競争力強化のためのIT投資意欲は拡大していくことが見込まれております。
当社は、2025年に向けた各産業における売上高成長を以下のとおり見込んでおります。
公共 | CAGR(年平均成長率)8.5% |
中央省庁、自治体向け等の基幹システム開発、インフラ構築、運用保守を実施。 既存顧客からの安定的な受注に加え、GIGAスクール運営事業などの新たな事業基盤の確立を計画。 |
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通信 | CAGR(年平均成長率)7.7% |
主に通信キャリア向けの基幹システム開発、アプリ開発、インフラ構築を実施。 通信規格5Gの新サービス、6Gの導入が加速することから受注拡大を計画。 |
金融 | CAGR(年平均成長率)29.0% |
主にクレジット、銀行、生損保向けの基幹システム開発、運用保守を実施。 既存顧客に加え、前期に新規顧客を獲得したことで案件が増加していることから受注拡大を計画。 |
エネルギー | CAGR(年平均成長率)11.3% |
主に電力会社向けの基幹システム開発、ネットワーク監視システム開発を実施。 2023年度から導入される託送料金制度見直しに伴う発電側課金システム案件による受注拡大を計画。 |
運輸物流 | CAGR(年平均成長率)9.9% |
鉄道、航空、物流企業向けの基幹システム開発、物流システム開発を実施。 新型コロナウイルスの影響で停滞していた案件が再稼働する見込みから受注拡大を計画。 |
その他 | CAGR(年平均成長率)3.4% |
左記業種以外の分類。製造業向け、組込制御や基幹システム開発を実施。 大幅な受注拡大は見込んでいないが、安定した受注による売上を計画。 |
DXソリューションサービスの成長戦略
「Wisebook」「DynaCAD」の高利益率ビジネスへの選択と集中を強化し、収益力拡大へ!
Wisebookシリーズ
①販売目標
2025年 累計3,000社 | 2030年 累計5,000社 |
- 業界唯一のカスタマイズ可能なデジタルブック制作プラットフォーム
- 印刷・配送・保管コストの削減のニーズを背景に導入社数が拡大
- アクセス解析(ヒートマップ機能)によるマーケティングツールとして活用が広がる
PDFを簡単にデジタルブック化(カタログ・パンフレット・教科書・マニュアル・記録・各種文書など)
- 業界唯一!カスタマイズ
- ペーパーレス、コストカット
- マーケティングツール
英語/中国語/韓国語対応 |
ニーズに合った製品ライン数 |
常に最新文書で閲覧可能 |
充実した検索・編集機能 |
アクセス解析によりマーケティングツールとして活用 |
大手企業とOEM提携(NTTドコモ、キンコーズ) |
成長根拠 |
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業務提携先を国内・海外に向けて拡大 |
次世代に向けたユニークな製品開発 |
目的別の文書配信プラットフォームの拡販 |
市場・背景 |
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DXによるデジタル化推進 |
現状8割がコミック系 今後、文書系の電子化が伸びる |
印刷コスト、配送コストなど 削減の動きが強まる |
テレワーク等でデジタル文書のリモート利用が増える |
②EdTechに本格参入
- 学校から企業の教育現場まで幅広く活用が可能
- 学習者の『学習経験』を取得、数値化、分析できる
- 2025年にWisebook EdTech 3Dのサービス開始を目指す
VR、AR技術を活用した仮想現実の学習システム環境を提供
- デジタル教育プラットフォームシステム
- 新しい学習スタイルの提案
受講者の学習経験をデジタルデータとして取得 |
より良い学習環境、講師間、受講者間、相互連携 |
効率良く学習するための教材開発支援を実現 |
学校から企業まで、教育現場の業務を支援、課題を解決 |
2次元から3次元の教育環境を提供(Wisebook-3D) |
教育に必要なあらゆる情報を蓄積・相互利用・有効活用
2025年、Wisebook EdTech-3D リリースを目指す
DynaCADシリーズ
①販売目標
2025年 累計300自治体 | 2030年 累計500自治体 |
- 発売開始から30年以上使われ続けているCADソフトウエア
- 国土交通省が推進するi-Constructionの普及で図面の3D化が進むと予想されます
- 手書き感覚使い易さ追求
- 豊富なオプション
- 高いデータ互換性
国内11県庁 約200自治体で導入(12万ライセンス超) |
選べるライセンス形態(サブスク・永久) |
CAD標準仕様(OCF/SXF)検定に合格 |
図面作成・図面デジタル化サービス |
ドローン空撮や調査業務支援 |
足場仮設設計図面の作成 |
成長根拠 |
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3D市場拡大により販売数・商材単価をUP |
オペレーター不足を解消する3Dデータ作成支援 |
大規模修繕工事の増加による足場仮設設計支援 |
市場・背景 |
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「i-Construction」の普及で図面の3D化が進む (国土交通省が2025年度全面活用に向け強く推進中) |
土木分野で3D化が加速する |
建設業界で労働力が不足する |
老朽マンションが大量発生する |
配当方針
- 当社の利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。
- 新たに、連結配当性向30%以上を配当政策の基本方針といたします。