【SIO】視覚障害者向け紙幣識別装置を開発 -音と振動で紙幣や交通系ICカードなどを識別-

2015年12月18日

(株)システムイオは、視覚障害者向けお財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」を開発、12月1日から製品販売を開始しました。
「Wallet」は、日本銀行券の券面を光学的に読み取り、音声案内やブザー音、振動で通知することによって、新札・流通紙幣を問わず識別を行います。交通系ICカードなどの残額も音声で通知する機能も有しているため、紙幣だけでなく、交通系や流通系のICカードの残額も簡単に確認できます。

Wallet1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.概要
現在流通している日本銀行券にはインキの盛りによるざらつきのあるマーク「識別マーク」が表券面の右下に印刷加工されていますが、流通した紙幣ほど識別が難しくなります。これは視覚障害者にとって重要な問題であり、2013年に財務省、日本銀行、独立行政法人国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組み」について発表されるなど、券種識別の向上に向けて様々な取り組みが行われています。
この度、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の課題解決型福祉用具実用化開発支援事業(助成期間:2014年~2015年)によって実用化しました。日本銀行券券種識別装置は光学的に券面を読み取り、音声案内やビープ音、振動で通知することによって、新札・流通紙幣を問わず識別を行います。加えて、Suicaなどの交通系ICカードなどの残額も音声で通知する機能も有しているため、視覚障害者の方も簡単に残額を確認できるようになりました。本製品は12月1日から販売を開始しました。

2.製品の特長
本製品において、紙幣を焦点距離のない近接カメラと読み取りスイッチで挟み込むことにより、紙幣を収納した状態、かつ収納した方向に関係なく金額を読むことができます。加えて、下記の交通系・流通系ICカードの残額読み取り機能も有していますので、外出時の財布として利用することが可能です。

識別可能な券種:千円券、二千円券、五千円券、一万円券
サイズ:177㎜(W)×25.5㎜(D)×84㎜(H)
重量:180g
充電方式:ACアダプタ

Wallet2
利用可能なICカード
・交通系ICカード
北海道圏: Kitaca(キタカ)、SAPICA(サピカ)
首 都 圏 : Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)
中 部 圏 : TOICA(トイカ)、manaca(マナカ)
近 畿 圏 : PiTaPa(ピタパ)、ICOCA(イコカ)
中 国 圏 : PASPY(パスピー)
九 州 圏 : nimoca(ニモカ)、はやかけん、SUGOCA(スゴカ)

・流通系ICカード
nanaco(ナナコ)、Edy(エディ)他

3.販売価格
62,800円(税別)

4.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
株式会社システムイオ(旧テックアイオーサービス) ソリューション事業本部
担当:清水、塗 TEL:03-6809-4803